梅小路京都西駅エリアにおけるクリエイティブタウン化推進拠点 「Umekoji MArKEt」の開業について

株式会社梅小路まちづくりラボ(※1)は、以下の入居企業群と共に、本日、梅小路京都西駅エリアにおけるクリエイティブタウン化の推進拠点となる「Umekoji MArKEt」(ウメコウジマーケット)を開業いたしましたので、お知らせいたします。

【Umekoji MArKEtの狙い – デジタルなモノづくりからクリエイティブタウン化の推進】

モノづくりの世界にもデジタル化の波が押し寄せていますが、多くの企業にとって「デジタル×製造業(デジタルマニュファクチャリング)」は、まだまだ高いハードルがあります。そこで、デジタルマニュファクチャリングを学び、実践する場、モノづくりから当地のクリエイティブタウン化を推進する拠点として本施設が開業しました。

【各フロアについて】

1階にはデジタルマニュファクチャリングで世界を牽引する工作機械メーカーのDMG森精機が金属積層造形の活用をサポートする「AM Lab & Fab」を開設します。最先端の金属3Dプリンターが設置されており、同社のオペレーターが使い方をサポートします。来年には五軸マシニングセンタも設置予定です。

2階には梅小路まちづくりラボと京都信用金庫が共同で、モノづくり関係者、アーティストや社会起業家など多様な人材の交流と発信の拠点となるコミュニティサロン「Question梅小路」を運営します。

3階には、モノづくりの開発段階や試作におけるソリューションを提供する試作のプロフェッショナル集団である一般社団法人京都試作ネット、日米に拠点を持ちハードウェアと製造業テックに特化したベンチャーキャピタルの(株)Monozukuri Ventures、地域文化を軸とした交流・教育・価値創造事業を手掛け、DESIGN WEEK KYOTOの企画・運営も担うCOS KYOTOなど多様な企業が入居します。また一角をコワーキングオフィスとして貸し出します。

【入居企業】

DMG森精機株式会社、一般社団法人京都試作ネット、株式会社Monozukuri Ventures、COS KYOTO株式会社、株式会社梅小路まちづくりラボ、京都信用金庫

【Umekoji MArKEtの名称について】

立地する朱雀宝蔵町が市場を中心として発展してきたエリアということ、そして市場のように人と人が出会い、情報が交換される場所にしていきたいという思いを込めました。また、大文字にした「MAKE」に我々の活動のキーワードであるモノづくり、そして創造性というメッセージを込めました。

【梅小路型クリエイティブタウン化の推進】

当社は、再開発の進む「梅小路京都西駅エリア」(※2)において、モノづくり、アート、食をキーワードに、未来志向でエリアのクリエイティブタウン化を推進することで、グローバルに通用するモノづくり産業の育成、未来志向での京都の食文化の発信、市民生活と調和し地域文化を育てる観光業の育成、地域の次世代を育むまちづくりなどの一翼を担うことを意図しています。

私たちのいうクリエイティブタウンとは、起業家や事業家、研究者、アーティストなど多様なバックグラウンドを持つ方々が集い、人が人を呼び、フラットな立場で未来志向で交流し、まちに能動的に参画・没頭し、その知見と活動実績がまちに蓄積され、イノベーションが連鎖的に創発され、社会課題や産業課題を解決していくまちを言います。

 

【以下、注釈】
※1 株式会社梅小路まちづくりラボ
梅小路京都西駅エリアのクリエイティブタウン化推進のため、2021年3月にモノづくり、アート、食関連の地域企業や金融機関など計14者が株主となって事業開始。遊休不動産を活用しての交流拠点整備、来訪・交流・創造を促す各種コンテンツ造成、梅小路京都西駅エリアのエリアマネジメントなどを進める。

[株主一覧]
観光遺産産業化投資事業有限責任組合(株式会社地域経済活性化支援機構が主導するファンド)
京都リサーチパーク株式会社
京都青果合同株式会社
株式会社野田屋
有限会社浅見水産
DMG森精機株式会社
京都信用金庫
京都中央信用金庫
株式会社めい
株式会社51ActionR&D
株式会社Monozukuri Ventures Holdings
一般社団法人京都試作ネット
株式会社ビバ
本政 和好(大内学区自治連合会会長)  

※2 梅小路京都西駅エリア
京都市下京区朱雀宝蔵町および朱雀分木町に立地する京都市中央卸売市場と市場場外周辺、梅小路公園周辺、京都リサーチパーク地区を含む七本松通りの東西、島原周辺等と定義する。

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